【悲報】朝起きたらClaude Fable 5が使えない!?米国政府の規制による突然のアクセス停止に涙
6月13日の朝、私はウキウキしながらパソコンを開きました。目的はただ一つ、先日リリースされたばかりのAnthropic(アンソロピック)の最新AIモデル「Claude Fable 5(クロード・フェイブル・ファイブ)」を色々と試してみることです。
「今日はどんなプロンプトを投げかけてみようか」とワクワクしながらClaudeの画面を開いたのですが……なんと、Fable 5が使えなくなっていました。
「えっ、Fable 5が使えない??何が起こったの?」
一瞬、自分のアカウントの不具合か、利用制限に引っかかったのかと焦りました。しかし、急いで情報を調べてみると、どうやら私だけの問題ではないことが分かりました。
今回は、この突然のアクセス停止の裏で何が起きているのか、Anthropicの公式発表を読み解きながら、私の驚きと悲しみをお伝えしたいと思います。
突然のアクセス停止、理由は「アメリカ政府からの規制」
Anthropicの公式ニュースルームを確認すると、現地時間の6月12日付で「Fable 5とMythos 5へのアクセスを一時停止する」という声明が出されていました。
その理由を読んで驚きました。なんと、アメリカ政府から国家安全保障を理由とした輸出管理指令が出されたというのです。
この指令により、結果として、Anthropicは全世界の顧客に対して、Fable 5とMythos 5の提供を急遽ストップしなければならなくなりました。なお、Opus(オーパス)やSonnet(ソネット)といった他のモデルは影響を受けておらず、引き続き利用できるとのことです。
まさか、自分が楽しみにしていたAIツールが、国家レベルの安全保障の問題で突然使えなくなる日が来るとは思ってもみませんでした。出鼻をくじかれたような気分で、本当に悲しいです😭
なぜ規制されたのか?「ジェイルブレイク」の懸念
では、なぜアメリカ政府は突然このような厳しい措置をとったのでしょうか。
Anthropicの声明によると、政府はFable 5に対する「ジェイルブレイク(制限回避)」の手法が見つかったことを懸念しているようです。
ジェイルブレイクとは、AIに設定されている安全フィルター(サイバー攻撃や危険物の作り方などを教えないようにする仕組み)を、言葉巧みにすり抜けて、本来答えてはいけない情報を引き出すテクニックのことです。
今回政府が問題視したのは、特定のプログラムのコードをAIに読み込ませて、ソフトウェアの欠陥(脆弱性)を修正させるような手法だったとAnthropicは推測しています。これが悪用されれば、サイバー攻撃のヒントを与えてしまうかもしれない、という懸念があったのだと思われます。
Anthropicの反論(少し愚痴っぽく見える?)
ここからが、今回の公式アナウンスの非常に興味深いところです。
通常、企業が政府から指導を受けた場合、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。真摯に受け止め改善します」といった優等生的なコメントを出すことが多いと思います。しかし、今回のAnthropicの声明はかなり毛色が違いました。
私の主観ですが、アナウンスの後半を読んでいると、Anthropic側の少し愚痴のような本音が透けて見える気がしたのです😅
Anthropicは声明の中で、政府の懸念に対して以下のように強く反論しています。
- 「指摘された手法は些細なものだ」 政府が懸念しているジェイルブレイク手法は、他の公開されているAI(OpenAIのGPT-5.5など)でも普通にできるレベルの軽微なものであり、Fable 5特有の危険なものではないと主張しています。
- 「完璧な防御なんて今は無理」 Fable 5の安全対策は業界最高レベルだとしつつも、「どんなAIモデルであっても、現時点で完璧なジェイルブレイク対策をすることは不可能だ」と断言しています。
- 「こんな基準なら業界全体が止まる」 この程度の狭いジェイルブレイクの可能性で、すでに数億人に提供されているモデルをリコール(回収・停止)させられるのであれば、AI業界全体の新しいモデル開発がストップしてしまうだろう、と苦言を呈しています。
もちろん、Anthropicは「政府の法的な指令には従う」としてアクセスを停止していますが、「この措置には同意できない」「これは誤解である」と明確に不満を表明しています。
最先端のAIを開発する企業と、安全保障を担う政府との間で、AIの危険性をどう評価するかという基準がまだ定まっていないことが、この声明からリアルに伝わってきました。
おわりに:再公開までお預け
Anthropicは現在、この状況は誤解であるとして、できるだけ早くアクセスを回復できるように政府と交渉を進めているとのことです。
私としては、せっかくの週末にFable 5を使い倒そうと計画していただけに、このタイミングでのアクセス停止は本当に残念でなりません。しかし、国家のルールには逆らえませんので、今は再公開される日を大人しく待つしかありません。
AIの進化が速すぎるがゆえに、法律や規制が後から慌てて追いかけているような状況を目の当たりにしました。Fable 5がいつ復活するのか、現時点では分かりませんが、動きがあればまたNexaLink Labsのブログでお伝えしたいと思います。
それまでは、引き続きOpusなどのモデルを活用しながら、AIの動向を見守っていきましょう。